第十夜

進化の罪       

AI(Artifical Intelligence)の話です。

最近AIの話を聞かない日がないのです。

AIが私たちの未来を変えてくれるそうです。毎日世界中の膨大なデータを眠ることなく

休むこともなく凄いスピードで記憶し学習するAI。

わからないことを質問すれば即答してくれる。

AIは単に賢いだけではない。すでにナレーターもできるし、絵も描いてくれるし、

小説も書いてくれるし、映画もつくってくれるし・・・かなり万能なのです。

テクノロジーの進化は本当に素晴らしい。こんな便利なもの今までなかったもの。

革命的な進化。今までの常識は過去のものになるし、その便利さを知った私たちは

もうAIのない世界には戻れないと思う。

でも私たちの未来をAIにどこまで託していいのだろうか、とも思う。

AIにできること、人間にできないこと。人間にできること、AIにできないこと。

人間は間違う。AIも間違う。えっ、間違いって何?

近頃ではAIに人の味覚をデータ分析させて、新しい食品の開発も盛んであるという。

人間の五感までもAIによって決められる時代になるのだろうか?

最近DAIGOのベトナム産カカオのショコラを食べてみた。

カカオの産地としては比較的新しく、その歴史も含めて興味深いなと思っていた。

スパイシーな酸味。濃いカカオ感と深いビター感。私の好みの味である。

このままでいいと思う。このままがいいと思う。

AIによって未来はどう変えられるのだろうか。

とりあえずわからないことはAIに聞いてみようか。