第十三夜

猛暑コラッ!       

「猛暑とショコラ」というテーマでコラムを書こうと思っていたら、

下らないダジャレのようなタイトルが浮かんだのです。

下らないけど、下らないほど言いたくなるのよね。

でも言いたいことを集約すると猛暑に対して怒っているショコラの話なのでまぁいいかな。

早くも猛暑の季節がやってきて、外出するのも億劫になり

家の中にいても熱中症対策に注意などと言われる。

気温による食べ物の変化も顕著で25℃を超えるとアイスクリームが売れ始め、

30℃を超えるとかき氷に変わるとか。

その意味でいうと、ショコラは暑さに弱い。というかほとんど天敵。

それは食品としての特性として仕方ないところもある。

暑さによって溶けやすくなるからね。でもね。本当にそうだろうか?

夏にショコラは必要ないのか、と問われればそれは違う。

むしろ猛暑で体も心もお疲れさんの時にこそ、カカオの力が必要なのじゃないの。

ぐったりした時とか、なんかやる気でない時、蒸し暑くてけだるいなぁ、とか

そんな時こそショコラを食べてほしい。

体の奥の方に溶けて込んで気持ちまで整えてくれる。

小さなショコラの大きなカカオ効果です。

とはいえ猛暑は嫌ですね。

この気候変動は地球が体調を崩して微熱を発している程度のことなのでしょうか。

そのうち元に戻るならいいけど、このまま温暖化はさらに進み高熱を発して瀕死の状態になるかもしれない。

悲観的な考え方もあるし、楽観的な考え方もある。

どちらを好むかは人それぞれだけどひとつだけ言えることがあると思う。

動物も植物もほとんどの生物は環境に適応しようとする。そうプログラムされている。

まあ暑すぎるとなれば涼しいところへ移動するし、移動できなければ暑さを凌ぐ方法を考えようとする。

実際今日も危険な猛暑日。晴れて暑そうな空だなと思いながらも

冷房の効いた(電力をたくさん使いながら)快適な部屋でこの文章を書いているのだから。

しかもカカオのおかげか気分は上々。

本日も地球に厳しく、自分にやさしい私です。